ようじょだ!まつりだ!【ネタバレ注意】【幼女戦記】

 みなさま、お久しぶりです。最近はもっぱらVtuber、特に三下イチゴ大福こと、椎名唯華に沼っております碧麒麟です。

 

 本日は、現在劇場版が絶賛公開中のアニメ「幼女戦記」のTVアニメ版について語っていこうと思います。ちなみに主はまだ劇場版を見に行けてないです!はよ行け(震え声)個人的に大好きな悠木碧さんの主演作品としてアニメ版での完成度は最高クラスだと思っているので、劇場版も今から楽しみです!

 

~全体的な感想~

 タイトルからして萌え系だろうなと思っていましたが、ホントにガッチガチの軍事モノで幼女は?萌えは?といろいろ行方不明な作品ですね。正直異世界転生もので俺TUEEEE作品であることには間違いはないと思うのですが、不思議と嫌悪感を感じませんでした。これについては後々考察しようと思います。バトルシーンは圧巻の一言では物足りないくらいのスピード感と迫力の作品でした!

 

~あらすじ~

 超合理主義者であり、会社のために日々働くサラリーマンがある日、逆恨みによって殺害される。その死の間際、神を自称する何者かによって「信仰心を獲得させる」と称し、異世界へと転生させられることに…たどり着いたその先の世界は魔法と近代兵器が織りなす戦争の渦中だった!高い魔道適正と前世の記憶を保持した「ターニャ」ことターニャ・フォン・デグレチャフはどのようにして生き延びるのか!?というお話です。軍人となって前世の記憶を用いて作戦立てたり、高い魔道師としての力でばっさばっさ敵をなぎ倒します。(雑かおい)

 

~考察~

 正直、特に何か強いメッセージ性があるかと聞かれると微妙なところではあります。ただ、一つだけ言えるのは「理性」と「感情」の対立、そして人間の愚かしさというものを色濃く描いている作品だな、と感じられました。主人公ターニャは先述の通り、超合理主義者です。その前世では、感情に身を任せた愚かな元同僚に殺され、今世では、憎しみのためだけにターニャを殺そうとする兵士(アンソン、メアリー・スー親子)が現れるなど、理性を象徴するようなターニャと人間らしく感情に流されやすいキャラを対立的に描くことで「理性」と「感情」の人間らしい葛藤を描いているのではないかと考えています。しかし、こと「存在X」が現れるときのみターニャも感情に任せて銃を引いたり、悪態をつくなど、やはり人間的な部分を感じられるため、神的存在とは一線を画すように描写されていると考えられます。それゆえに今後ターニャサイドが負けるのか勝つのかというところがすごく気になるなと思いました。そして人間の愚かしさの点については自分たちの正義のためだけに戦争を続けるという点や、その他さまざまなところで見られます。そして、昨今の「なろう系」にも関わらず、不快感がないのは多分、自分の能力が他の人間よりはるかに優れていることを自覚しているということと、ハーレムが無いからだと思います。そして何より使えるものはすべて使ってやろうというターニャの精神性がすごく泥臭く人間臭く感じられることも大きいと思います。

 

~感想~

 個人的な推しフィルターはありますが、あおちゃんによるターニャの「理性的な部分」と「狂気的な部分」の演じ分けが素晴らしいなと感じました。演じ分けこそしているものの、キャラとしては一人として通じているものがあり、あくまでも同じ一人間であることを感じさせる素晴らしい演技だと思いました。

 キャラデザに関しては好き嫌い分かれると思います。しかし、作画の面で見ると最初にも書いた通り、迫力とスピード感にあふれる映像になっているため緊迫感や臨場感の面では最高の作品だと思います!

 

~あとがき~

 本日もまとまりのないグダグダとした文章にお付き合いいただきありがとうございました。個人的には面白い考察になったかなと思うのですが、一ミリでも伝わっていれば幸いです。四か月ぶりとなりましたが、見ていただけると幸いです。書きたいネタはまだあるので、なるべく早く更新したいと思います。それでは、また。

(2019.3.19追記:気付いたら上映期間終了していました悲しい)